新社会人が初任給で入るべき生命保険とは?

新社会人になると必ず近寄ってくるのが生命保険会社の営業です。

生命保険会社の営業は小学1年生がランドセルを買うのと同じくらいの感覚で、新社会人が生命保険に入るのは当たり前だという説をトクトクと唱えてきます。

断言しますが、生命保険会社の営業が提案する生命保険にロクなものはありません。あなたはライオンに狙われたインパラです。

例え生命保険会社の営業が坂口健太郎似であったとしても、北川景子似であったとしても、生命保険会社の営業が寄ってきたら逃げましょう。生命保険会社の営業はあなたに幸せを持ってきません。あなたはインパラなのです。

僕の大学の友人は社会人になってすぐに毎月25,000円支払う意味不明な生命保険を契約してしまい、意味不明ということに気づくまで10年間毎月25,000円を払い続けてしまいました。支払った保険料総額は300万円程度。戻ってきたのは解約時に数十万円だけ。

生命保険で大損した良い例です。

この記事では、新社会人の方に向けて、生命保険に加入するよりも大切なことがあるということを書いています。

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生命保険を考える前に日本の公的社会保険は手厚いということを知る。

新社会人の皆さんは社会の宝です。国が手厚くあなたを守ってくれます。

国が手厚くあなたを守る制度のうち、特に知っておきたいのは以下の2つです。

  • 高額医療費制度
  • 傷病手当金

【高額医療費制度】医療費には上限があります。

就職すれば会社の健康保険に加入することになりますが、健康保険にさえ加入していれば、どんなに医療費がかかったところで、個人が医療費の払う上限は決められています。

年収 上限額
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円 167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円 80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

新社会人だと年収370万円以下が多数派だと思いますが、その場合の医療費上限は毎月57,600円です。

さらに、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は4回目から上限額が下がります。

年収 上限額
年収約1,160万円~ 140,100円
年収約770~約1,160万円 93,000円
年収約370~約770万円 44,400円
~年収約370万円 44,400円
住民税非課税者 24,600円

どんなに重い病気に罹っても、個人が支払う医療費の上限は決められているということをまずは知っておきましょう。そこまで医療費を不安がる必要はないです。

ただし、以下の2点は重要です。

  • 健康保険の対象外となる医療費もあるということ。
  • 高額医療費制度を利用するには申請が必要だということ。

高額医療費制度の詳細は以下に記載しています。上記の2点について、もう少し詳しく書いているので、こちらもご参考に。

医療保険を選ぶ前に知っておきたい高額医療費制度について。

【傷病手当金】働けなくなっても1年6ヶ月は大丈夫です。

万が一、働けない状態となったとしても、健康保険に加入していれば傷病手当金が支給されます。働けなくなったとしても、いきなり収入が途絶えることはありません。

傷病手当金が支給されるには、以下の4条件全てを満たす必要があります。

受給条件

(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
(2)仕事に就くことができないこと
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
(4)休業した期間について給与の支払いがないこと

業務内の事由による病気やケガで働けなくなった場合は、労災保険が適用されます。この場合でも、働けなくなったらいきなり収入が途絶えるということはないので、ご安心を。

ちょっと細かくなりますが、例えば初任給20万円(税引き前)のAさんが100日間連続で働けなかった場合、支給される傷病手当はこうなります。

標準報酬日額:20万円÷30日=6,666円
支給対象日数:100日―3日=97日間
6,666円×2/3×97日間=431,068円

なんとかギリギリ食いつなげる額ではないでしょうか。ちなみに、最長で1年6ヶ月程度支給されます(加入する健康保険組合によります)。

傷病手当金の詳細は以下に記載しています。こちらもご参考に。

生命保険・医療保険を選ぶ前に知っておきたい傷病手当金。

新社会人に必要なのは生命保険よりも、貯金をする習慣。

「あ、こんなに手厚く守られてるなら、お給料全部使っちゃっていいじゃん!やった!」

とはならないでください。必ずお金が必要になるときがきます。そして若いうちに貯金する習慣が身に着かなかった人は、たいていお金が必要なときに、必要なお金がなくて途方に暮れるのです。

僕は社会人になって20年弱になりますが、ケガや病気の治療費に困る新社会人を見たことがありません。長期間働けなくなって、お金に困る新社会人も見たことがありません。
(大丈夫です。あなたはあなたが思ってるほど弱くありません。社会人になると強くなります)

ただ、若いうちに貯金をする習慣が身に着かず、歳をとってお金に困る人たちは何人も何人も見ています。

  • 貯金が全然できてなくて、結婚できない男。
  • 浪費癖が治らなくて、離婚する女。
  • 50歳を過ぎて体力が衰えてきても貯金がなくて病院に行けないおっさん。

こういう人たちは本当にいます。

全ては若いうちに貯金する習慣が身に着いているかです。一生を左右するくらい貯金する習慣が身に着くかは大切です。

ちなみに、ダウンタウンの松本人志さんは

「初任給から貯金していた。卵とかいっぱい買ってゆで卵にしていた」

だそうです。天才だって堅実に貯金するんですよ。

貯金をする手段として有効な生命保険がある。

とはいえ、貯金する習慣はなかなか身に着きません。

特に社会人になっていきなりまとまったお金を受け取ると、どうしても「学生のときには買えなかったアレを買おう!」となるものです(クルマとかバッグとか)。

なので、強制的に貯金する仕組みを作るのが大切です。

強制的に貯金をする仕組みとして以下があります。

  • 銀行預金の自動積立。
  • 会社の財形制度。

給料が振り込まれた口座から自動で引き落として積み立てていくのが銀行預金の自動積立です。会社の財形は給与天引きですね。どちらも強制的に貯まっていきます。

そしてもうひとつおすすめしたいのが明治安田生命「じぶんの積立」です。

明治安田生命「じぶんの積立」は口座から自動的に掛け金が引き落とされます。掛け金は毎月5,000円・10,000円・15,000円・20,000円から選択できます。

さらに明治安田生命「じぶんの積立」には、

  • 積み立てた掛け金はいつ解約しても元本保証あり。
  • 積み立てた掛け金は満期を迎えると利息が上乗せされて戻ってくる。生命保険料控除を踏まえると、実質的な利息は年利0.8%程度。

といったメリットもあります。

「たったの0.8%かよ!」って思われるかもしれませんが、現在の定期預金の年利が0.1%を割ることを考えれば、元本保証で年利0.8%は破格といっていい利率です。会社の財形制度だって現状これだけの高い利率はほぼありません。

強制的に貯蓄する仕組みを作るなら、明治安田生命「じぶんの積立」も選択肢に入れてみてください。

新社会人に生命保険は不要。

以上、新社会人にとって生命保険よりも貯金する習慣を身に着けることが大切だということを書いてきました。

生命保険を紹介するサイトにそぐわない内容ですが、新社会人に無駄な保険に入ってほしくはないので書きました。生命保険を考えるのは結婚した後で十分です(結婚を考えていない方もまだまだ生命保険は先延ばしにしてOKです)。

しかし、世の中には新社会人に高額な生命保険をおすすめするサイトが山ほどあります。

新社会人に死亡保険は必要?→不要です。

死亡保険はその名の通り、加入した方が亡くなった場合に残された家族へ保険金が支払われる保険です。最もメジャーな生命保険ですよね。

死亡保険には大きく分けて以下の3種類があります。

保障内容 保険料 貯蓄性 死亡時の保険金受け取り方
終身保険 死亡保障 高い あり
(解約時に戻ってくる)
一括
(年金方式で受け取れる場合あり)
収入保障保険 死亡保障
(働けなくなった場合を保障するタイプもあり)
安い なし 分割
(年金方式)
定期保険 死亡保障 真ん中 なし 一括
(年金方式で受け取れる場合あり)

新社会人の皆さんに、死亡保険は不要です。あなたが亡くなって悲しむ人は大勢いるとしても、あなたが亡くなって経済的に困る人がいなければ、死亡保険は不要です。

死亡保険を考えるのは、結婚した後で十分でしょう。お子さんが小さいうちは絶対に死亡保険が必要です。

新社会人に医療保険・がん保険は必要?→不要です。

医療保険はケガや病気で入院・通院した場合を保障する保険です。がん保険はがんに特化して保障する保険です(医療保険でもがんは保障されます)。

先ほども書きましたが、日本の公的社会保険はかなり手厚いです。

僕は社会人なって20年弱、医療費が支払えなくて困る新社会人を見たことがありません。まだまだ健康で、背負うモノのない新社会人に医療保険・がん保険は不要です。
(いまは病弱でも大丈夫です。社会人になったら強くなります)

新社会人に個人年金保険は必要?→不要です。

個人年金保険は老後の資産を形成する保険です。新社会人にはまだまだ先の話ですよね。個人年金保険は不要です。

しかし、始めておくべきはiDeco(イデコ)です。

iDeco公式サイト

iDecoも強制的に貯金ができる仕組みのひとつです。勤め先が福利厚生の一環として用意している場合もあるので、総務・人事に聞いてみましょう。

【おまけ】不安なら加入しておいたほうが良い生命保険。

それでもやっぱりケガや病気が不安な方はいらっしゃると思います。生命保険に加入して、少しでも不安が和らぐなら加入するべきです。

とはいっても、高額な保険はなかなか難しいでしょう。そんな新社会人におすすめの生命保険を2つご紹介しておきます。

パルシステム「はたらく力」

パルシステムっていう名前が怪しいんですけど、怪しくありません。皆さんご存知の生協組合です。生協組合にお世話になった大学生も多いのではないでしょうか。

そんなパルシステムが発売している働けなくなるリスクに備える保険が「はたらく力」です。

以下の条件に該当して働けなくなった場合、1日あたり3,000円または5,000円が支給されます。

  • 病気またはけがにより治療のために入院していること。
  • 医師から絶対安静の指示を受けていること(在宅治療)。

パルシステム「はたらく力」の最も大きな魅力は加入者が支払う保険料です。他社の保険と比べると、圧倒的に安いです。

3,000円コース:年間7,700円(月に換算すると641円)
5,000円コース:年間11,700円(月に換算すると975円)

ちょっと病弱で会社休みがちになるかも…っていう方は加入しておけば安心です。

パルシステム「はたらく力」デメリットと評価

マニュライフ生命こだわり終身保険V2

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は新社会人にいますぐ必要な生命保険ではありません。ただ、後々のことを考えると是非知っておいて頂きたいくらいおすすめの生命保険なので、ここに書くことにしました。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は死亡保障のある終身保険です。終身保険なので、支払った保険料は満期を過ぎてから解約すれば多少の利息が上乗せされて戻ってきます(これを解約返戻金と言います)。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」が優れている点は以下の2点です。

  • 解約返戻金の返戻率(利率)が高い。
  • 保険期間中に3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹った場合、保険料を全て支払った場合と同額の解約返戻金を受け取れる。

大きなメリットは2点目です。3大疾病に罹った後に解約すると、一気に多額の解約返戻金を受け取れます。

受け取った解約返戻金を3大疾病の治療費に充てれば、医療保険・がん保険の代わりにすることもできます。また、万が一亡くなることがあれば、死亡保険金を受け取れますし、満期を迎えた後に解約をすれば、支払った保険料は多少の利息が上乗せされて戻ってきます。

例として、22歳の新社会人が死亡保険金500万円で、20年間保険料を払い続ける契約をした場合、毎月支払う保険料は以下のとおりです。

男性:14,575円
女性:14,240円
(非喫煙者割引あり・特定疾病保険料払込免除特則あり)

決して安い保険料ではないですよね。なので、いますぐ必要な生命保険ではありません。

「生命保険、ちょっと考えてみるかぁ」

となったらマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」思いだしてください。いまのところはそれで十分です。

まとめ。お金を貯めましょう。

1人暮らしの新社会人なら初任給の1割、実家暮らしの新社会人なら初任給の3割を貯金できたら、人生成功の第一歩です。

あとは継続です。まずは貯金する習慣を身につけましょう。生命保険なんてまだまだ先延ばしして大丈夫ですよ。

貯金する習慣が身につかなそうなら、強制的に貯金する仕組みを考えましょう。

銀行預金・会社の財形制度等ありますが、おすすめは明治安田生命「じぶんの積立」です。元本保証があって、実質年利0.8%は現在の日本ではなかなかありません。

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