忙しいシングルマザーの皆さんからすると、どうしても後回しになってしまう生命保険。
僕の奥さんの知り合いに43歳のシングルマザーの方がいます。男の子がいるんですが、まだ10歳なんです。
で、このシングルマザーとランチをする機会があったんですけど、やっぱりかなり将来のことが不安なようでした。
- この子を大学に入れる資金が貯まらない気がする…。
- もしも私が働けなくなったらどうしよう…。
奥さんと話し込んでいたので、僕は聞いてないフリしてましたが、やっぱり現実はいろいろシビアなんですね…。
生命保険の最も大きな役割は、一家の大黒柱が亡くなったり働けなくなったとき、遺された家族が経済的に困らないようにすることです。生命保険でできることが何かあるかなぁと、ぼんやり考えたことを記事にしてみたいと思います。
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【なによりもまず死亡保障】子供が独立するまでは死亡保障が絶対に必要。
死亡保障とは、契約者(被保険者)が亡くなったとき遺族にまとまった金額の保険金が給付される保障です。万が一、シングルマザーの身になにかが起こった場合、お子さんは将来困らないように多額の保険金を受け取ることができます。
死亡保障のある保険に以下の3つがあります。概要を表にします。
保障内容 | 保険料 | 貯蓄性 | 保険金受け取り方 | |
終身保険 | 死亡保障 | 高い | あり | 一括 |
収入保障保険 | 死亡保障 | 安い | なし | 分割 |
定期保険 | 死亡保障 | 真ん中 | なし | 一括 |
終身保険:掛け捨ての保険なんてありえない。保険料が高くなってもいいから、貯蓄性のある生命保険に入っておきたい。
定期保険:掛け捨てでもいいから保険料はとにかく安く!万が一の場合には、一度にまとまったお金を受け取りたい。
収入保障保険:掛け捨てでもいいから保険料はとにかく安く!でも、万が一の場合に一括で大金を受け取るのがちょっと不安。年金みたいに毎月定額で、少しづつ受け取りたい。
ニーズごとに分けると、こんなかんじです。
じゃあこの中でシングルマザーへのおすすめは何か、とういことですが、ズバッと言うと収入保障保険です。理由は以下の3点です。
- 大金が一度に支給されるのではなく、長い期間をかけて毎月定額が給付される。
- 死亡保険のなかでは保険料が最も安くなるケースが多い。
- 働けなくなるリスクに備えることもできる。
収入保障保険だと年金のように毎月定額がお子さんに支給されます。保護者のいない小さな子供が大金を手にするのはちょっと不安ですよね。無駄遣いで一気にお金を浪費することもありますし、信頼できない親戚が近づいてきたりすることも…。
その点、収入保障保険なら毎月10万円や15万円といった、ちょうどお子さんが生活に困らないくらいの金額が長い年月をかけて給付されます。無駄遣いはできません。
また、死亡保険の中では最も保険料が安くなるのも収入保障保険です。保障期間を適切に設定すれば、多くのケースで定期保険よりも保険料は安く収まります。
最後に、収入保障保険は働けなくなった場合に備えることもできます。考えたくはありませんが、事故や病気で生き残りはしたものの、働けなくなることもあり得ますよね。そんなときに、亡くなった場合と同じく毎月定額を給付するタイプの収入保障保険もあります。
最近は定期保険よりも収入保障保険の方が売れ筋だったりします。死亡保障を検討されている方は、収入保障保険をまず考えてみて下さい。
ちなみに、ちょっと難しいのは保険金額(亡くなった場合にお子さんが受け取れる金額)の決め方ですね。
基本的にはお子さんが独立するまでの生活費と学費くらいで十分と思いますが詳細を↓に書いてます。こちらもよろしければご参考に。
【就業不能保険】働けなくなるリスクに備える!
「亡くなった後の心配」と同じように多いのが、「働けなくなることへの不安」です。
不安ですよね。働けなくなったら収入が途絶えてしまうわけですから、貯金を切り崩して生きていくことになります。毎月貯金が減っていくのは恐怖です。
しかし、いたずらに不安になる必要はありません。まず頼りにするのは公的な社会保障です。
健康保険に加入していれば傷病手当が最長1年6ヶ月給付される。
健康保険法等を根拠に、疾病または負傷により働けなくなった場合に給付されるのが傷病手当金です。
受給するには以下の4つの条件を全て満たすことが必要です。
業務中の病気やケガは労災の休業補償でカバーされます。業務外の病気やケガで働けなくなったケースをカバーするのが傷病手当金ですね。
傷病手当金は最長で1年6ヶ月支給されます。支給される金額は標準報酬月額の2/3が目安です。
つまり、健康保険に加入していれば、病気やケガで働けなくなっても毎月のお給料の2/3が1年半給付されます。
詳しくは↓に書いてます。ぜひご参考に。
長期の働けない期間に備える就業不能保険。
傷病手当の支給期間が過ぎても働けない場合、貯金を切り崩して生きていくことになりますが、貯金残高が減っていくのを見るのはとても恐怖です。
こんな状況にならないために、就業不能保険に入っておけば安心です。就業不能保険はそれこそ何十年という単位で保障を得られます。
例えば、
・働けない状態が続いたら、60歳まで毎月20万円が支払われる!
といったように(保障期間と毎月支払われる額は契約者が決められます)。
毎月の保険料は2,000円程度におさまることが多いです。死亡保障のある定期保険・収入保障保険と合わせて検討してみてください。
就業不能保険の詳細は↓に書いてます。よろしければご参考に。
教育資金を貯めるなら、元本保証のある学資保険で。
お子さんの学費も気になりますよね。なんとか18歳までに大学の学費を貯めたい…。
平成28年の文部科学省調査によると、幼稚園から高校まで、子供の教育費ってこれくらいかかるそうです。→文部科学省
オール公立:148.6万円
高校から私立:207.5万円
オール私立:437.7万円
さらに!大学の学費は4年間合計でこんなかんじです。
国立大学:242.6万円
私立大学(文系):389.9万円
私立大学(理系):530.8万円
私立大学(医科歯科系):2369.3万円
うーん、これは厳しい…。正直、大学の学費は奨学金使って何とかしてほしい…。
っていうのが本音ですけど、少しでも足しになればと思うのが親心ですよね。
そこで活用したいのが学資保険です。学資保険のメリットは以下の5点です。
- 強制的に貯めることができる。
- 元本割れしない。
- 利息は定期保険より良い。
- 節税効果あり。支払った保険料は所得控除される。
- クレジットカードで保険料を支払えば、クレカのポイント還元対象に。
強制的に貯められるというのは意外と大きなメリットではないでしょうか。我が家もそうですが、いつでも引き出せるお金はなかなか貯まっていかないですよね。
学資保険の詳細は↓に書いてます。
子供の教育資金は元本保証で貯めるのが原則です。銀行預金より利率が良く、さらに税金も優遇される学資保険はおすすめですよ。
気になる医療保険について。
これまではお子さんをサポートするための保険でしたが、ご自身のサポートも必要ですよね。
特に、女性特有のがんに罹った場合のことを考えると…。
しかし、健康保険に加入していれば、どんなに医療費がかかったところで、個人が払う上限は決められています(高額医療費制度といいます)。
具体的には下表のようなかんじです。
(以降、69歳以下についてのみ記載します)
年収 | 上限額 |
年収約1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000)×1% |
年収約770~約1,160万円 | 167,400円+(医療費-558,000)×1% |
年収約370~約770万円 | 80,100円+(医療費-267,000)×1% |
~年収約370万円 | 57,600円 |
住民税非課税者 | 35,400円 |
例えば、年収300万円の世帯だと、どんなに高額な医療費がかかったところで自己負担額の上限額は一律57,600円です。
さらに、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から上限額が下がります。
年収 | 上限額 |
年収約1,160万円~ | 140,100円 |
年収約770~約1,160万円 | 93,000円 |
年収約370~約770万円 | 44,400円 |
~年収約370万円 | 44,400円 |
住民税非課税者 | 24,600円 |
先ほどの例と同じく年収300万円世帯の場合、上限は44,400円です。
意外と健康保険って頼りになりますよね。医療費で困ったら、まずは健康保険です。
ただし、この高額医療費制度は自己申告制です。自分で申請しないと医療費は戻ってきません(知らずに損している人はきっと多いと思います)。
高額医療費制度の詳細は↓に書いてます。
しかし、いくら医療費に上限があるとはいえ、万が一重い病気にかかった場合のことを考えると、ちょっぴり不安になりますよね。働けなくなった上に、日々の医療費でお金が飛んでいくのをみるのは凹みます(病気でメンタル凹んでるところにダブルパンチです)。
そんなとき、医療保険に加入していれば経済的な不安は和らぐかもしれません。しかし、保障を手厚くすると毎月支払う保険料が高くなってしまいます。日本の公的健康保険は頼りになることを前提に、保障内容は必要最小限に絞り込みましょう。大切なのは目の前の生活です。
まとめ 実名で明かす僕がシングルマザーなら選びたい保険。
もし僕が30歳のシングルマザーで2歳の子供が1人いるとすれば、こんな感じで保険に入ります。
保険 | 保障内容 | 毎月支払う保険料 |
FWD富士生命「FWD収入保障」 (収入保障保険・就業不能保険) |
保障額:10万円/月 保障期間:60歳まで 特約:健康体割引、生活支援特則 |
2,997円 |
メディケア生命「メディフィットA」 (医療保険) |
保障額:入院1日5,000円 保障期間:終身 特約:先進医療、女性医療 |
1,205円 |
明治安田生命「つみたて学資」 (学資保険) |
保障額:200万円(戻り率102.6%) | 12,491円 |
これで保険料総額は16,693円です。少し高めに見えますが、明治安田生命「つみたて学資」は貯蓄代わりです。実質的な掛け捨ては4,202円ですね。
FWD富士生命「FWD収入保障」の機能は死亡保障のある収入保障保険だけではありません。生活支援特則というオプションをつけると、働けなくなった場合のリスクに備えることもできます。一石二鳥で保険料もそれほど高くはなく、おすすめできる保険です。
また、メディケア生命「メディフィットA」はそもそもかなり保険料が安いのですが、オプションで女性特有の病気を手厚く保障することもできます。乳がん等の女性特有疾病の手術や、乳房再建手術が必要となった場合に一時金が支給されます。女性にはとても安心できる保障内容になっています(そして保険料も安めです)。
最後に、学資保険は保険料が高く、余裕があればで良いでしょう。明治安田生命「つみたて学資」は戻り率が良く、また万が一親ががんと診断されれば、以降の保険料支払いが免除(保障は継続)されるという大きなメリットがあります。
学資保険の加入は早ければ早いほど有利です(戻り率が高くなります)。高い保険料を支払う続けるのは難しいかもしれませんが、余裕があればお早めに。
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まとめ
シングルマザーの方にとって重要な保険は以下の4つです。全てに入る必要はありません。優先度が高い順に書きます。
- 安い保険料で高額な死亡保障を得られる「収入保障保険」。
- 働けなくなるリスクに備えられる「就業不能保険」。
- 教育資金を計画的に貯められる「学資保険」。
- 女性特有の疾病に備える「医療保険・がん保険」
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