【わかりやすく解説】学資保険のメリットとデメリット

子供にかかる教育費は悩みの種ですよね。どうやって貯めていけばいいんだろう。奨学金制度がありますが、子供に借金させるのもちょっとかわいそうですよね。奨学金返済ってけっこう大変そうですし。

できれば子供に借金させずに大学まで卒業させてあげたい。

ちなみに、平成28年の文部科学省調査によると、幼稚園から高校まで、子供の教育費ってこれくらいかかるそうです。→文部科学省

オール公立:148.6万円
高校から私立:207.5万円
オール私立:437.7万円

さらに!大学の学費は4年間合計でこんなかんじです。

国立大学:242.6万円
私立大学(文系):389.9万円
私立大学(理系):530.8万円
私立大学(医科歯科系):2369.3万円

高い!我が家(1男1女)だと、さらに2倍!

大切な子供の教育費、みなさんどうやって貯めてますか?

世の中には、資産運用で教育費を貯めようとしている人たちがいるし、それを奨励する人たちもいます。

教育資金を大きく育てる「NISA」運用法

資産運用は否定しませんが、もし子供が18歳のときにリーマンショック級の金融危機が発生し、運用していた教育資金が半分になったらどうするのか。教育資金が半分になり、子供が目指していた大学進学をあきらめざるを得なくなったらどうするのか。ちょっと不安ですよね…。

教育資金の運用で大切なことは

  • 計画性。
  • 絶対に元本割れさせない。

この2点です。

学資保険はこんな40代におすすめ
・子供の教育資金を絶対元本割れさせない方法で貯めたい賢い人。
・計画的に、コツコツ教育資金を貯めたい人。
・銀行預金よりは高い利率で貯めたい人。

子供の教育資金は真面目にコツコツ貯めるしかありません。

この記事では子供の教育資金をどうやって貯めるか考えている方に向けて、学資保険について書いてみたいと思います。

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学資保険の概要

・学資保険は入学時、満期時、そして万が一の場合の育英年金として保険金を受け取れます。
・保険料を支払う期間はライフプランに合わせて決められます。
・学資保険で大切なのは戻り率(銀行預金でいう利率)です。

教育資金に特化して設計された学資保険。

毎月保険料を支払う代わりに、以下のタイミングでお金を受け取れます。

●満期保険金
契約時に決めた満期にまとめてお金を受け取れます。子供が22歳を迎えた時期を満期とすることが多いようですね。新社会人となった子供への最後の経済的援助です。
(大学入学から在学中にまとまったお金を受け取って、大学卒業時に満期保険金を受け取れる学資保険が多いです)

●入学祝い金/成人祝い金
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、それぞれの入学時にお金を受け取れます。成人式でもお金を受け取れる場合もあります。入学って入学金とか制服とかにけっこうお金がかかりますよね。このタイミングでお金を受け取れるのはありがたいことですよ。

●育英年金
一家の大黒柱が亡くなった、もしくは高度障害になった場合、契約した期間中(子供が22歳になるまで)1年に1度お金を受け取れます。また、死亡・高度障害後は毎月の保険料支払いが免除されることが多いです。

教育資金を全面的にサポートするのが学資保険。「育英年金」は生命保険代わりにもなります。

毎月支払う保険料。いつまで支払う?

学資保険は支払う保険料の期間を決めることができます。

  • 子供が産まれてすぐから中学入学までの、あまり教育費がかからない期間で保険料を払い終えてしまう。
  • 教育費がかさんでくる高校入学まで払い続ける。
  • 大学入学まで長くうすーく払い続ける。

自身のライフプランによって保険料を払う期間は決められます。

40代だと、お子さんが産まれたばかりの家族もあれば、ある程度大きくなってる家族もありますよね。

加入したときの子供の年齢によって毎月支払う保険料は変わってきます(一般的には年齢が低いうちに加入したほうが安くなります)。

学資保険に加入するなら、早いほうがお得ですよ!

学資保険で大切なのは「戻り率」!

毎月支払った保険料と、受け取ったお金、どちらが多くなるかを表したのが戻り率です。

よーくよーく考えてみて、あれ?支払った保険料の方が多くね?ってなったら絶望しますよね。なんのための学資保険なんだと。

例えば、子供が0歳から11歳までの12年間、毎月1万円保険料を支払ったとします。支払った保険料の合計は

1万円×12ヶ月×12年間=144万円ですね。

それに対し、受け取れるお金が幼稚園~大学までの入学と成人式の合計6回のタイミングで10万円、子供が22歳で満期を迎えた場合に100万円とします。受け取れるお金の合計は

10万円×6回+100万円=150万円ですね。

このときの戻り率は

150万円÷144万円=104.2%

となります。

学資保険を選ぶときは戻り率に注意してください。

戻り率がお得かどうかは、定期預金の利率と比較して判断することをおすすめします。

いまの定期預金の利率は0.1%を切るくらいです。学資保険の方がお得なケースが多いと思います。

学資保険の加入率は?

そんな学資保険ですが、40代の加入率はどれくらいなのでしょうか?

2016年の調査によると

39歳~43歳:63.0%
44歳~49歳:50.2%

だそうです。40代前半では2/3、40代後半だと半数の家庭で学資保険に加入しているようですね。

さらに、子供の男女差によって加入率に大きな偏りはなく、男の子も女の子も同じくらいの加入率です。いい傾向ですね。

中央調査社

学資保険のメリット。

学資保険で教育資金を貯めるメリットは以下の3点があります。

  • 元本割れしない。
  • 強制的にお金を貯められる。
  • 節税効果あり。

学資保険には元本割れがありません。支払った保険料に数%の利息(戻り率)が加算されます。

現在の経済情勢であれば、銀行預金で貯めるよりもお得であることは間違いありません。

銀行預金の利率が0.1%を割っているのに対し、学資保険の戻り率は103%~108%くらいを維持しています。

メリットのもう1点は強制的に貯められるということ。銀行預金で貯めると、「あ、ちょっとお金必要なっちゃった!」って使ってしまうことありますよね?

学資保険は給与天引き、もしくは口座自動引き落としです。有無を言わさず保険会社が貯めてくれます。

そして解約するのも非常に手間がかかります。手間がブレーキとなって、なかなか解約に踏み切れませんよ。

最後にもう1点。それは節税効果です。

学資保険は生命保険料控除の対象です。学資保険の保険料を年間80,000円以上支払っている場合、所得税なら40,000円、住民税なら28,000円の所得控除が受けられます。

ただし、これ所得控除なので、税金が40,000円+28,000円=68,000円減るということではありません。

所得税率が20%、住民税率が10%とすると、

所得税:40,000円×20%=8,000円
住民税:28,000円×10%=2,800円

合計10,800円が年末調整で戻ってくることになります。ちょっとうれしいですよね。

学資保険のデメリット

学資保険の最も大きなデメリットはインフレに弱いことです。

インフレが続くと将来受け取れるお金の価値は減ってしまいます。契約時に支給される金額が決定される学資保険。これはちょっとデメリットですね(学資保険にかかわらず、生命保険全般のデメリットです)。

逆に言うと、デフレが続けば学資保険はお得です。お宝保険になる可能性があります。

学資保険は必要?

これまで学資保険の概要、メリット、デメリットを説明してきました。学資保険は必要なのでしょうか。

独身の方の場合

不要です。

ただし、バツイチでお子さんがいる場合はアリですね。子供が社会人なったとき、まとまったお金を渡せたらカッコいいと思います。

子供がいない夫婦の方の場合

不要です。全くもって不要です。生まれてから考えましょう。

子供がいる夫婦の方の場合

教育資金を銀行預金で貯めようとしているのであれば、学資保険をおすすめします。

強制的に貯められる上、銀行預金よりも高い戻り率です。

  • 浪費が止められず、なかなか教育資金を貯められない。
  • 子供に充実した高度な教育を受けさせたい。
  • 子供が多くて教育費がものすごくかかりそう。

こんな場合は学資保険を検討していいと思います。

特に、学資保険には兄弟割引が適用されることもあります。子供多い家庭はよりお得になるかもしれないですね。

ただし、死亡・高度障害になったときの保障は、終身保険・定期保険・収入保障保険と二重にならないように注意しましょう。終身保険・定期保険・収入保障保険に加入していれば、学資保険の死亡保障は不要です。

ご参考!我が家の教育資金プラン!

ご参考になるかわかりませんが、我が家の教育資金プランを披露したいと思います。

偉そうなことを書いてますが、元々そんなに計画的ではないので、まぁざっくりとしたプランですね(既に走り始めたプランですが)。

我が家の教育資金目標は18歳までに550万円。

まずはいつまでにいくら貯めるか目標を決めました。

我が家には2人の子供がおりますが、一応2人とも日本の大学に進学する想定で教育資金を貯めてます。

住まいは関東なので、まぁ実家から大学に通えるだろうと思ってます。仕送りは考えてません。

また、我が家が裕福でないことは子供にちゃんと話しますので、高校までは公立に進んでもらいます。できれば大学も国公立に進んでほしんですけど、まぁそこは無理でしょうねー。なんとか私立の大学に進んでくれればいいと思ってます。

高校まで公立ならば、目標は大学進学までにまとまった教育資金をつくることです(公立の学費であれば、日々の生活費でなんとかなりそう)。

私立大学(理系)の学費平均は530.8万円。なので目標金額は以下としました。

  • 長男が18歳になるまでに550万円。
  • 長女が18歳になるまでに550万円。

現在見据えている目標はこの2点です。

550万円×2人分をどうやって貯めるか。

子供が生まれたときから貯め始めています。貯める手段は手堅いです。

  • 学資保険
  • 銀行預金からの個人向け国債。

子供が18歳になるまで216ヶ月、毎月25,000円貯めることを目標にしました。
(2人目が生まれてからは25,000円×2人分で50,000円です。苦しい!)

ボーナスはいつゼロになるかわからないので、毎月の給与しか計算に入れてません。僕の月給から毎月1人分25,000円は本当にきついです。

で、この25,000円ですが、

  • 子供が10歳になるまでの10年間、毎月約15,000円の保険料を学資保険払い込む(10年満了の学資保険です)。
  • 子供が10歳になるまでは毎月10,000円を銀行預金で貯める。まとまった金額になったら個人向け国債(変動10)へスイッチ。
  • 11歳以降の8年間は25,000円は銀行預金で貯める。まとまった金額になったら個人向け国債(固定3)へスイッチ。

っていう貯め方をしています(元本保証が絶対です!)。

ポイントは学資保険の保険料を10年で終わらせていることです。

  • 学資保険は保険料の支払いを早く終えると、戻り率が大きくなる。
  • 子供が小さいうちはお金が貯まりやすい。小学校高学年になると塾や習い事で支出が大きくなることが予想される。

↑の2点を踏まえ、がんばって学資保険払い続けてます!

ただし、学資保険だけだとインフレとか怖いですよね。なので銀行預金と個人向け国債も合わせて使ってます(繰り返しますが、元本保証が原則です)。

個人向け国債はインフレに強いです。インフレになると金利が上がりますが、個人向け国債は市中の金利に合わせて金利が上下します。

で、結局いくら貯まるのか。

学資保険、銀行預金(個人向け国債)それぞれ貯まる額はこんな感じです。

  • 学資保険:200万円(戻り率108%程度)
  • 銀行預金(個人向け国債):360万円(利率は0%想定)

これで合計560万円です。目標達成です。

学資保険がなければ微妙に目標額に届いてません(10万円くらいですけどね)。あと、個人向け国債は正確には利率が0%にはなりません。もう少しあります。

これくらいの金額を貯められれば、お金が子供の選択肢を縛ることはないだろうし、子供に恨まれることもないかなと思ってます。

まぁでもどうなるかは全くわかんないですけどね。

子供が大学行かないで働きたいといえばそれでもいいと思いますし。まぁやりたいようにやればいいし、やりたいことないなら大学行った方がいいよくらいに考えてます。

最も重要なのは学資保険の相談を誰にするのかということ。

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