医療保険の選び方。契約前にチェック必須3ポイント【これで十分】

悩む
医療保険ってたくさんあってどれを選んだらいいのかよくわかんないなぁ

体力の衰えを感じるこの頃。いつの間にか風邪の治りも遅くなり、足腰も弱くなり、毛髪も薄くなり、身体の調子がいい日なんて年間で3日くらいしかないですよね。

それでも頑張る我々働く世代ですが、ケガや病気で入院するリスクも日を追うごとに高まっています。もし入院することになったら、治療費ってどれくらいかかるんだろう…。そんな不安ありませんか?

しかし、いたずらに不安になる必要はありません。日本の社会保険って実は充実しています(少なくともいまのところは)。

日本には高額医療費制度があり、健康保険に加入していれば毎月の医療費上限はある程度決められています。医療費が膨らみ続けるっていうことは原則ありません。
(健康保険対象外の治療を受ければ、治療費は膨らみます)

ちょっと安心できますよね。じゃあ民間の医療保険なんて必要ない!って思われるかもしれませんが、入院すると医療費のほかに様々な費用がかかります。

  • 差額ベッド代(個室代)
  • 食事代
  • 交通費
  • 入院中の生活雑貨
  • 社会保険では対象外の医療技術、薬、器具

例えば、こんな費用です。

他にも、がんなどの重い病気の場合は長期の闘病になるため、上限が決まっているとしても医療費は膨らんでいきます。さらに、闘病期間中は収入が減少することも考えられますよね。ケガや病気はライフプランに大打撃です。

この記事では、ケガや病気で入院するリスクに備えたい皆さんに向けて、医療保険を選ぶ際にチェック必須な3つのポイントについて書いてみます。

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【医療保険の選び方】その前に、治療費は貯蓄から支払うのが基本という考え方。

医療保険は不要論が根強いです。

「治療費は社会保険が大部分をカバーしてくれる。自己負担分を払える貯蓄があれば、医療保険は不要」

確かにそのとおりです。繰り返しますが、医療保険へ入る前に、まずは高額医療費制度、そして傷病手当金について知っておくことは大切です。

知った上で、以下の2点を踏まえ医療保険が必要か判断しましょう。

  • 社会保険制度はこれから改悪されていく可能性が高いこと。
  • 貯蓄が減っていく恐怖に耐えらえるメンタルの強さがあるかということ。

一点目はよく知られていることですよね。問題は2点目です。

医療費の自己負担額は上限が決められていますが、健康保険対象外の費用も発生します。さらに、働けなくなっても会社員の方なら傷病手当金が1年6ヶ月支給されますが、支給額は月給のおよそ2/3です(自営業・フリーランスの方には傷病手当金は支給されません)。

ですので、治療期間中は医療費や生活費で貯蓄額がガンガン減っていく可能性が大きいです。ただでさえ、ケガや病気で凹んでいるときに、経済的な不安が覆いかぶさってきます。

医療保険はこういった治療期間中の経済的不安を和らげる効果があります。経済的な不安だけでも取り除けたら、メンタル的にはちょっぴり楽になりますよね。この点も抑えておきましょう。

【医療保険の選び方①】必要な保障を決める。

医療保険の構成は以下のとおりです。考え方はスマホと同じ。基本契約がまずあり、その上でオプションを選べます。

基本保障 絶対についてくる保障。主な基本保障は以下の2つ。

・入院保障…入院1日につき定額が支給される。5,000円とか10,000円とか。
・手術保障…手術1回につき定額が支給される。入院中の手術は1回10万円、外来の手術は1回5万円とか。

基本保障は特色が出にくい。どの医療保険も同じような保障内容。

特約(オプション) 加入者が自由につけたり外したりできる保障。各社医療保険で様々な特色がある。特約の豊富さ(選択肢の多さ)が医療保険を選ぶ大切なポイント。

ただし、特約をつけまくると毎月支払う保険料が上がりまくる。必要な特約に厳選して契約するのが賢い医療保険の入り方。

基本保障は各社大きな差はありません。大切なのは特約のラインナップですね。

一般的な医療保険でつけられる特約を一覧にします。重要性は以下を基準にしています。

◎…絶対必要
〇…つけて損なし
△…余裕があればつけたい
×…不要

特約名 重要性 保障内容
通院特約 通院1回あたりに通院給付金が支給される特約。
退院特約 × 退院時に、退院給付金が支給される特約。
先進医療特約 健康保険対象外の先進医療を保障対象とする特約。
女性疾病特約 乳がん・子宮頸がん・子宮内膜症・早流産など、女性特有の疾病で入院・手術をした際に、保障が手厚くなる特約。
がん特約 がんの保障を手厚くする特約。以下の特約が含まれる。
一時金保障:がんと診断されたら一時金を受け取れる
入院保障:入院給付金の支払い限度日数が延長されたり、増額される
通院特約:通院給付金を受け取れる
疾病特約 がん・脳卒中・心筋梗塞等の保障を手厚くする特約。以下の特約が含まれる。
一時金保障:一時金を受け取れる
入院保障:入院給付金の支払い限度日数が延長されたり、増額される
健康祝い金 × 入院がない健康な状態を継続すると、健康祝い金を受け取れる特約。
保険料払込免除特約 × がん・心疾患・脳血管疾患等と診断された場合、以降の保険料支払いが免除される特約。
介護特約 × 要介護状態に認定されたら、一時金を受け取れる特約。

必要性の高い特約に絞って説明します。

先進医療特約は健康保険対象外で全額自己負担となる先進医療の技術料実費を支給してくれる特約です。

先進医療には、例えばこんなのがあります。

陽子線治療:276万円
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術:55万円
(参考:生命保険文化センター

276万円が全額自己負担が辛いですよね。バーキン買えてしまいます。

しかし、先進医療特約をつけていれば、医療保険が全額負担してくれます。そして先進医療特約は高くありません。月額100円程度の保険料でつけられます。実際、先進医療特約は医療保険に加入した人の90%以上がつけているというデータがあります。人気のある特約です。

そして、通院特約も必要性は高いです。最近は長期間の入院はさせず、自宅療養と通院で治療をする方針の病院が増えています。通院保障がない医療保険は避けた方がよいでしょう。

女性疾病特約・がん特約・疾病特約も優先度は高めです。特に、がんの治療は長期間に渡ることが多く、治療費がどんどん膨らんでいく可能性もあります。例えば、年1回100万円を受け取れるがん特約をつけておけば、ひとまず医療費の心配は軽減されるのではないでしょうか。

特に、女性は女性特有のがんに対する不安が強いですよね。医療保険の中には、乳がんの手術だけでなく、その後の乳房再建術まで保障してくれるタイプの女性疾病特約もあります。女性特有の疾病に対する不安はなかなか拭えませんが、お金の面だけでも不安が和らげば、医療保険に入る意味はあります。

【医療保険の選び方②】入院給付金の金額を決める。決めた上で、毎月支払う保険料を比較する。

  • 入院給付金…入院1日につき支給される金額。

次に入院給付金と保険料を支払う期間を決めましょう。とは言っても、決め方なんてわからないですよね。

医療保険の入院給付金は10,000円で十分。

入院給付金の用途はこんな感じになると思います。

  • 差額ベッド代(個室代)
  • 食事代
  • 交通費
  • 入院中の生活雑貨

各々どれくらいかかるか想像もつきません。個別に見ていきます。

差額ベッド代:平均6,188円

差額ベッド代は1部屋を何人で使うかによって料金が変わります。厚生労働省の調査によると平均は以下のとおり。

1人部屋 7,797円
2人部屋 3,087円
3人部屋 2,800円
4人部屋 2,407円

1人部屋が突出してますよね。プライベートが確保できる1人部屋なら、むだに気遣いせず治療に専念できますよね。

ちなみに、大部屋なら差額ベッド代は不要です。

食事代:1食460円(1日1,380円)

食事代は固定額です。ただし、住民税非課税世帯等の場合はもう少しお安くなります。
(参考 全国健康保険協会

交通費、生活雑貨:マチマチ

交通費、生活雑貨は人によってマチマチですよね。自宅近くに病院に入院すれば安く済みますし、遠くであれば交通費はかかります。

結論:入院給付金は10,000円あれば安心。

以上、合計すると差額ベッド代平均と食事代で7,568円となりました。この金額に、交通費や生活雑貨、そのほか諸々の費用が追加されると、入院給付金は10,000円あれば十分と言えます。

ちなみに、治療費を含めた1日あたりの入院費自己負担額平均は19,835円だそうです(生命保険文化センター調べ)。それに対し、入院給付金の平均は男性で10,800円、女性で9,200円と言う調査結果があります(生命保険文化センター調べ)。みなさん概ね1万円程度の入院給付金を設定しているようですね。

【要チェック】医療保険の支払い限度日数は60日あれば十分

支払い限度日数とは、1回の入院につき、入院給付金が支払われる最大の日数のことです。入院の期間も検討がつかないですよね。ここでも参考になるのは平均です。

日本人の平均:31.9日
35歳~64歳の平均:24.4日

参考にしたのは生命保険文化センターです。入院日数は病気よって大きく変わります。ざっとどの病気がどれくらいの入院日数になるか見ておきましょう。

35歳~64歳だと概ね1ヶ月弱くらいで退院できそうですね。しかし、病気やケガの程度によっては長引くこともありそうです。支払い限度日数は30日あればちょっと不安、60日あれば安心できそうですね。

【要チェック】通算限度日数もあります。

医療保険には「通算限度日数」という考え方があります。保障する期間を通じて、入院給付金を支払う限度の日数のことです。

例えば、保障する期間が60歳までとして、40歳のとき40日間、45歳のときに40日間、50歳の時に120日間入院したとします。

このとき、通算限度日数が180日の医療保険の場合、50歳で入院した最後の20日は入院給付金が支給されません。通算限度日数が200日以上の医療保険であれば、入院給付金が支給されます。

とはいえ、通算限度日数は1,000日を超える医療保険が一般的です。上限まで使い切る可能性は低いのですが、念のため通算限度日数をチェックしておきましょう。

【要チェック】手術給付金もあります。

医療保険は手術した際に一時金を支給するタイプが大半です。

  • 一律タイプ:保障対象の手術であれば、同一金額が一律支給される。
  • 変額タイプ:手術の程度によって一時金の金額が変わる。

とはいえ、手術給付金は医療保険を選ぶ決定打とはなりません。保障内容は各社そんなに変わりません。

最後に生命保険各社の保険料を比較しましょう。

ここまでで以下が決まりました。

  • 欲しいと思う特約(オプション)。
  • 入院給付金の金額。
  • 入院給付金の支払い限度日数。

これだけ決まっていれば、毎月支払う保険料の概算は出せます。

ちょっと一例です。以下の前提で保険料を比較してみます。

  • 現在40歳の男性
  • 入院給付金は1日10,000円。支払い限度日数は60日。
  • オプションは先進医療特約と通院特約。
A社 月々3,700円
B社 月々3,610円
C社 月々3,957円

ほぼ同じ保障内容なのに微妙に各社違いがあります。この違いは生命保険各社の経営努力によるところが大きいです。

医療保険は生命保険各社がしのぎを削って開発しています。見積もりは1社のみとせずに、数社比較して検討した方が、損はないですよ。

【医療保険の選び方③】クレジットカード払いでポイントが稼げるか【地味に効いてきます】

地味に効いてくるのがクレジットカード払いできるかどうかです。

医療保険の主な保険料支払い方法には以下があります。

  • クレジットカード払い
  • 口座振替
  • 団体払(給与天引き)
  • 振込払(生命保険会社から振込用紙が送られてくるのでコンビニとかで振込み)
  • 現金払(生命保険会社へ現金を持っていって支払い)

この中で最もお得なのがクレジットカード払いです。

医療保険の保険料だって20年払い続ければ結構な金額になります。ポイント還元されないなんてもったいないですよね。

クレジットカードによりますが、ポイント還元率って1%は当たり前、大きいクレジットカードだと2%とかもあります。毎月だとポイント還元は少額ですが、積み重ねればけっこうな金額なりますよ。

【医療保険に入る前に要チェック】いま入っている保険と保障内容かぶりませんか?

医療保険に入る前に、いま入っている保険と保障内容が重複しないかチェックしておきましょう。二重保障は保険料の無駄です。

例えば、以下のケースがあります。

  • 終身保険・定期保険に医療特約がついていて、入院給付金が支給される契約だった。
  • すでにがん保険に入ってる。
  • 職場で入った団体保険に入院・通院特約がついていた。

最も重要なのは医療保険の相談を誰にするのかということ。

医療保険は各社で保障内容が様々です。そして複雑です。

例えば、3大疾病の保障があるとして、

A社の保障対象:がん、心筋梗塞、脳卒中
B社の保障対象:がん、心疾患、脳血管疾患

という違いがあったりします。保障範囲が広いのはB社ですよね。

こんなこと、一般の人は気づきません。保険はとにかく複雑です(だからネットで保険に申し込むのは危険なんです!)。

なので、医療保険を検討する際には医療保険の専門家を頼りましょう。専門家に頼ったところでお金はかかりません。無料で相談できます。

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まとめ 医療保険を選び方3つのポイント。

医療保険を選ぶポイントは以下の3点です。

  1. 必要な保障(オプション)を決める。
  2. 必要な入院給付金の金額と支払い限度日数を決める。そして各社医療保険の保険料を比較する。
  3. クレジットカードで保険料支払いができれば最高。

必要な保障を決めるのがちょっと難しいですよね。欲張りすぎると保険料が上がってしまいます。後からオプションを追加することもできるので、最初は最小限のオプションに絞り込んでおいた方がいいでしょう。

医療保険は絶対にその場では契約せず、一度自宅に持ち帰って冷静に考えてからにしましょう。家やクルマと違って、生命保険は買い逃した!ってことはほぼありません。高い買い物ですから、冷静に、落ち着いて。

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